【カグー】ニューカレドニアの鳥!飛べないってホント?日記・写真【野毛山動物園】
こんにちは、omochiです。
みなさんはカグーという鳥をご存じですか?
恥ずかしながら、私はつい最近まで知りませんでした。
今日は少し変わった貴重な鳥、カグーについてご紹介します。
カグーについて
カグーは別名カンムリサギモドキと呼ばれています。
ジャノメドリ目カグー科カグー属に属する鳥類で
ニューカレドニアに生息しています。
\初めまして/
体全体が薄いグレーの毛に覆われており、オレンジ色のくちばしが目立ちます。
頭には長い冠羽があり、威嚇や求愛の際にこの羽を逆立てます。
カグーは飛べない鳥ともいわれており、基本的には地面を歩いて生活をします。
カグーは絶滅危惧種に指定されているのですが、なぜなのでしょう。
横浜市繫殖センターの公式HPに詳しい記載がありましたので紹介します。
かつてカグーは島全体に分布していたようですが、1853年にニューカレドニアの植民地化が始まり、ニッケル採掘のための森林伐採やヨーロッパ人によって移入されたイヌ、ネコ、ブタ、ネズミ等による生態系の攪乱が原因で生息数は激減し、一時は100羽程度にまで減少してしまったとも言われています。そこでニューカレドニア鳥類協会とニューカレドニアを統治する3つの州政府のうち、南部州政府は、1977年から本格的な保護活動を開始しました。その成果が上がって、現在保護区となっているリビエール・ブルー州立公園内におよそ600羽、ニューカレドニア島全体では推定1,000羽にまで回復しました。
引用元を見てみると、人間によって輸入された動物が原因のようですね。
ちなみに、カグーの属するジャノメドリ目って何?!と思って調べてみましたが、
ジャノメドリ目はジャノメドリという鳥とカグーのみで構成されているようです。
どこで会える?
2023年現在、日本でカグーを飼育しているのは
横浜市にある野毛山動物園と横浜市繁殖センターのみです。
そのうち、私たちが見学することができるのは野毛山動物園のみです。
カグーが横浜にやってきたきっかけが
こちらも横浜市繁殖センターの公式HPに記載されていました。
横浜市の動物園では、1989年にニューカレドニア南部州政府より1ペアのカグーが寄贈されたのをきっかけに、飼育下繁殖に取り組み、成果を上げてきました。その後、1997年にドイツのヴァルスローデ鳥類園とアメリカのサンディエゴ動物園へも輸出され、本格的に生息域外保全への取り組みが開始されました。
野毛山動物園のカグー
2023年5月頃のカグーの様子をお伝えします。
現在、野毛山動物園には2匹のオスのカグーが住んでいます。
名前はミドリンとムラリン。
個体の区別は全くつきませんが(笑)、足環を色を注目してみてください。
緑色がミドリン、紫色がムラリンです。(覚えやすい!)
この日、ムラリンは屋外展示場の奥でジッとしていることが多く、
あまり写真が撮れませんでした(´・ω・)
と、思いきや…こちらを向いてくれました。
\ムラリンです/
すぐに後ろを向いてしまいましたが…
お顔を見せてくれてありがとう(´・ω・)
一方のミドリンはというと…
せわしなく展示場内を駆けては止まり…を繰り返していました。
\ミドリンです/
走るのが早いこと。普段飛ぶことがないからなのでしょうか。
ちなみに、2014年頃に暮らしていたカグーたちの様子が
野毛山動物園の公式HPでみれますよ♪
野毛山動物園への坂道を汗だくで登っていると、
ミドリンとムラリンが応援してくれますよ。かわいい。
いかがでしたでしょうか。
野毛山動物園でしか会えない、ミドリンとムラリン、
ぜひ会いに行ってみてくださいね♪
野毛山動物園の近くにあるズーラシアには
こんなにかわいい動物が住んでいますよ。
ちなみに、私のブログのヘッダーにもカグーがいますので
是非探してみてください(´・ω・)